修了チェック|1. 経理・出納
知識ではなく、
実務の判断力を確かめます。
出納担当が、現場で実際に出会う場面です。
レベル1修了チェック
⏱ ここまでの振り返り
出納の仕事とは何か → 振込と支払いの実務 → 支払承認と職務分掌 → 入金確認と入金消込 → 与信管理の基礎 → 仕訳の基本 → 銀行残高照合の基本 → (発展)インターネットバンキングの活用 → (発展)回収遅延への対応、という9記事を読んできました。
レベル1のいちばんの力は「暗記」ではなく、「実際にこの場面が来たら、どう考えるか」という判断力です。4つの場面で確認します。
場面1:入金額と請求額が違う
得意先から、請求額100万円に対して、98万円しか入金されていません。あなたなら、まず何を考えますか。
最初に確認すべきことは?
場面2:支払先の口座が変更されている
いつもの仕入先から、「振込先の口座が変わりました」というメールが届き、新しい口座番号が書かれていました。あなたなら、どうしますか。
最初にすべきことは?
場面3:振込データ作成者が、自分で承認しようとしている
あなたが承認者として振込データを見たところ、作成した担当者が、承認者の欄にも自分の名前を入れて処理を進めようとしていました。あなたなら、どう考えますか。
これは、どのような状態ですか?
場面4:銀行残高と帳簿残高が違う
今朝の銀行残高照合で、帳簿の現金預金残高より、銀行の実際の残高が50万円少ないことに気づきました。あなたなら、どう考えますか。
最初に考えるべきことは?
場面5:差額の原因を、数字で確認する
銀行残高証明書の残高は850万円、帳簿上の現金預金残高は873万円で、23万円の差があります。原因を調べたところ、①未取付小切手(振り出したが、まだ銀行で処理されていない小切手)20万円、②銀行手数料の記帳漏れ3,000円、の2つが見つかりました。
この時点で、差額23万円の原因はすべて解明できたと言えますか?
レベル1、修了です
4つの場面に共通するのは、「異常に気づいたときに、すぐ処理を進めず、まず確認する」という姿勢です。これは、レベル1で学んだ職務分掌・与信管理・残高照合のすべてに共通する考え方です。次のレベル2「資金管理」では、これらの日々の実務の先にある、資金繰り表の作成と将来予測を学びます。
次に学ぶ
レベル2「資金管理」:複数口座の資金残高管理
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。