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120社への支払いを、
1件ずつは振り込みません。

まとめて処理する仕組みがあります。

振込と支払いの実務

難易度レベル1 経理・出納 所要時間4分 前提知識出納の仕事とは何か
⏱ 30秒で理解

多数の取引先への支払いを1つのデータにまとめて銀行に依頼する方法を総合振込、社員への給与をまとめて振り込む方法を給与振込と呼びます。どちらも、1件ずつ手作業で振り込むのではなく、まとめて処理します。

さくらは毎月、仕入先など120社への支払いと、社員300人への給与を、それぞれこの方法で処理しています。

さくらの支払い、1件ずつ振り込んだら

さくらは毎月、仕入先や外注先など120社に、合計で約2億3,000万円を支払っています。もし1件ずつ、金額と振込先を手で入力して振り込んでいたら、120回分の作業と、120回分の入力ミスの危険があります。

120社分の支払いデータ1つのファイルにまとめる→銀行へ一度に送信総合振込→120社へ、それぞれ着金1件ずつの手作業なし
総合振込は、多数の支払いを1つのデータにまとめて銀行に依頼する仕組みです。

総合振込の作業の流れ

実務では、次のような流れになります。

  1. 支払予定の一覧を作る:どの取引先に、いくら、いつ払うかを一覧にする。仕入先ごとの請求書と、契約上の支払条件(例:月末締め翌月末払い)をもとに作成する。
  2. 振込データを作る:会社名・振込先の口座・金額をまとめたデータを、会計システムや銀行のシステムで作成する。
  3. 承認を受ける:作った人とは別の人が、内容を確認して承認する(次の記事「支払承認と職務分掌」で詳しく説明します)。
  4. 銀行へ送信する:承認されたデータを、指定した振込日に着金するよう銀行に送る。

給与振込も同じ考え方

さくらは毎月25日に、社員300人へ合計約9,800万円の給与を振り込みます。人数が多いほど、金額を間違えたときの影響も大きくなるため、給与計算システムで作ったデータを、総合振込と同じ仕組みで一括処理します。

総合振込(月2回)
約2億3,000万円
仕入先など120社へ
給与振込(月1回)
約9,800万円
社員300人へ

確認問題

問:さくらが120社への支払いを総合振込でまとめて処理する、いちばんの理由は何ですか?
次に学ぶ
支払承認と職務分掌
→
情報源
  • 全国銀行協会「総合振込」に関する一般的な案内
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。