学習記事|1. 経理・出納|3. 入金・回収
口座に32件、
4,200万円が入ってきた。
さて、どの請求書の分でしょうか。
入金確認と入金消込
⏱ 30秒で理解
銀行口座に入ってきたお金が、どの取引先の、どの請求書に対する支払いかを1件ずつ確認し、売掛金の記録と一致させる作業を入金消込と呼びます。
レベル0で「売掛金は、あとでもらう約束のお金」と学びました。入金消込は、その約束が実際に果たされたことを確認する仕事です。
さくらの、ある日の入金
さくらの銀行口座に、今日は32件、合計4,200万円の入金がありました。振込明細には、振込人の名義と金額しか書かれていないことが多く、「どの請求書の分か」は担当者が確認する必要があります。
銀行口座に入金32件・合計4,200万円
1件ずつ、振込人名義と金額を確認
売掛金の一覧(未回収リスト)と照合
一致すれば、その売掛金を「回収済み」にする
一致しないときは、どうするか
32件のうち、たいていは数件、すんなり一致しません。よくある原因は次のとおりです。
振込名義が違う請求書の会社名と、実際の振込名義(個人名や別会社名義)が違う。取引先に確認する。
金額が端数だけ違う振込手数料を差し引いて振り込まれることがある。差額が手数料相当かを確認する。
複数の請求書をまとめて振り込んでいる1回の振込に、2か月分の請求がまとまっていることがある。金額を分解して確認する。
一致しない入金をそのままにしておくと、実際には払ってもらっているのに「まだ売掛金が残っている」という誤った状態が帳簿に残り続けます。逆に、本当に未回収の売掛金を見逃してしまう危険もあります。
消込が遅れると、何が困るのか
入金消込が遅れると、「今、実際にいくら回収できていて、いくら未回収なのか」が正しく分からなくなります。これは資金繰りの土台となる情報でもあります。未回収が本当に多いのか、単に消込が追いついていないだけなのかを区別できないと、資金繰りの判断そのものが狂ってしまいます。
確認問題
問:入金消込の目的として、最も適切なものはどれですか?
次に学ぶ
与信管理の基礎
情報源
- 一般的な企業の売掛金管理・入金消込実務に関する解説
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。