学習記事|0. はじめての経理・財務|1. キャッシュマネジメント基礎
会社が今、
何を持っていて、何を返すべきか。
それを1枚の表にまとめたものがあります。
貸借対照表とは何か
⏱ 30秒で理解
貸借対照表とは、ある1日の時点で、会社が「何を持っていて(資産)」「誰にいくら返さなければならず(負債)」「差し引きどれだけ自分のお金があるか(純資産)」を1枚にまとめた表です。
さくらの4月末の状態を、この表で見てみましょう。
さくらの4月末を、1枚の表にする
ここまでの記事で、さくらの4月には次のことが起きました。もう一度整理します。
- 現金:100万円(現金とは何か)
- 売掛金:50万円(あとでもらうお金)
- 買掛金:30万円(あとで払うお金)
- 銀行からの借入金:100万円
- パソコン(什器):100万円
これらを「持っているもの」と「返すべきもの」に分けて並べたものが、貸借対照表です。
「純資産」とは何か
資産250万円のうち、130万円分(買掛金30万円+借入金100万円)は、いずれ他人に返さなければならないお金です。残りの120万円が、正味で「さくら自身のお金」になります。これを純資産と呼びます。
資産
250万円
−
負債
130万円
=
純資産
120万円
資産・負債という言葉について
ここまで具体的なものの名前(現金、売掛金、パソコン、買掛金、借入金)で説明してきましたが、経理ではこれらをまとめて呼ぶ言葉があります。「持っているもの」全体を資産、「返すべきもの」全体を負債と呼びます。これから先の記事でもこの2つの言葉を使っていきます。
4月1日と4月末を比べる
実は、さくらは4月1日の時点では、現金100万円だけを元手(資本金)に会社を始めたところでした。負債はゼロ、純資産は100万円です。それが4月末には純資産120万円になっています。この20万円の増加こそ、次の記事で見る「利益」の正体です。
確認問題
問:貸借対照表の左側の合計と、右側の合計の関係は?
次に学ぶ
損益計算書とは何か
情報源
- 企業会計原則(発行:企業会計審議会/asb-j.jp/jp/accounting_standards_system/details.html?topics_id=81/2026年9月確認、最終改正1982年4月20日)-貸借対照表の構造に関する基本的な考え方の根拠
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。