学習記事|0. はじめての経理・財務|2. 出納・支払い
お金は、
何かが起きるたびに動きます。
さくらの4月に、何が起きたかを見てみましょう。
入金と支払いの基本
⏱ 30秒で理解
会社のお金は、何もしなくても増えたり減ったりはしません。「商品を売った」「仕入れた」「給料を払った」「銀行から借りた」といった、具体的な出来事(取引)が起きるたびに、入金(お金が入る)または支払い(お金が出る)が発生します。
さくらの4月には、4つの出来事が起きました。この記事では、その全体像を見ていきます。
さくらの4月に起きた4つの出来事
株式会社さくらの4月1日の現金は100万円でした。この1か月の間に、次の4つの出来事が起きます。
「起きたこと」と「お金が動くこと」は別
ここで大事な気づきがあります。さくらは4月に商品を仕入れ、それを売りました。しかし、どちらも代金は来月払う・もらう約束なので、4月中は現金が1円も動いていません。一方、銀行からお金を借りたときと、パソコンを買ったときは、その場で現金が動きました。
つまり「会社で何かが起きた」ことと、「現金が動いた」ことは、必ずしも同じタイミングではありません。この「タイミングのズレ」こそが、この後の記事すべてに関わる、経理・財務のいちばん大切な考え方です。
4月末、さくらの現金はどうなったか
4月1日の現金
100万円
+
銀行からの借入
+100万円
−
パソコンの購入
−100万円
=
4月末の現金
100万円
借りた100万円と、パソコン代の100万円がちょうど相殺されて、4月末の現金は月初と同じ100万円のままでした。では、商品を仕入れて売ったこと(30万円で仕入れて、50万円で売った)は、どこに記録されているのでしょうか。それを次の記事「売掛金・買掛金とは何か」で見ていきます。
確認問題
問:さくらが4月28日にパソコンを100万円で買ったとき、何が起きましたか?
次に学ぶ
売掛金・買掛金とは何か
情報源
- 企業会計原則(発行:企業会計審議会/asb-j.jp/jp/accounting_standards_system/details.html?topics_id=81/2026年9月確認、最終改正1982年4月20日)-発生主義・実現主義による取引の認識の考え方の根拠
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。