ホーム›学ぶ›7. 資金調達・借入金管理›銀行借入の基本と交渉
学習記事|3. 財務担当|7. 資金調達・借入金管理

足りないお金は、
どこかから調達します。

いちばん基本的な方法が、銀行借入です。

銀行借入の基本と交渉

難易度レベル3 財務担当 所要時間5分 前提知識既存有利子負債とは何か
⏱ 30秒で理解

銀行借入とは、銀行からまとまったお金を借り、決められたスケジュールで返していく、最も基本的な資金調達の方法です。あなたはこれから、さくらの財務担当として、この調達の実務を担当します。

レベル2までは、日々のお金を管理する視点でした。レベル3からは、足りない資金をどう「調達するか」という、財務担当の視点に入ります。

さくらが、10億円を借りるとき

さくらは、新しい工場設備のために10億円が必要になりました。この10億円を、メインバンクからの長期借入で調達することにします。

借入の基本的な流れ

  1. 資金使途と金額を明確にする:何のために、いくら必要かを整理する。設備投資10億円、返済期間10年、という具体的な計画を作る。
  2. 銀行に相談する:事業計画や、返済の見通し(資金繰りで学んだ将来予測)を示しながら相談する。
  3. 条件を確認する:金利、返済期間、担保の要否などの条件を確認する。
  4. 契約し、実行する:契約を結び、資金が振り込まれる。

返済の方法:約定返済

借りたお金は、契約で決められた日程どおりに返していきます。これを約定返済と呼びます。多くの場合、毎月・毎四半期など、一定額を継続的に返していく形です。

借入金額
10億円
÷
返済期間(10年・120回)
120回
=
毎月の元金返済(例)
約830万円

銀行が確認していること

銀行は、貸したお金がきちんと返ってくるかを、次のような観点で確認します。

返済負担率本業で稼いだ現金のうち、どれだけを返済に充てているか。高すぎると懸念材料になる。
既存の借入状況すでにどれだけ借りているか(既存有利子負債)を確認する。
事業計画の実現性投資した設備が、計画どおり利益や現金を生むか。

さくらの場合、返済負担率(営業キャッシュフローに対する年間返済額の割合)が高すぎないかを、銀行との交渉の中で確認されます。

確認問題

問:銀行が融資の可否を判断するとき、特に重視する点は何ですか?
次に学ぶ
財務制限条項(コベナンツ)とは何か
→
情報源
  • 一般的な企業の銀行借入・融資審査に関する解説
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。