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学習記事|4. グループ財務|9. グループ資金管理

A社がB社に払い、
B社もA社に払うなら。

差額だけ払えば、すみます。

相殺決済(ネッティング)とは何か

難易度レベル4 グループ財務 所要時間4分 前提知識グループ会社間貸借とは何か
⏱ 30秒で理解

相殺決済(ネッティング)とは、グループ会社間の債権と債務を相殺し、差額だけを決済する方法です。資金を集中させるキャッシュプーリングとは別の、決済そのものを効率化する手法です。

さくらグループの中の、部品のやり取り

さくらグループのC子会社は、D子会社から部品を500万円分仕入れています。同じ月に、D子会社もC子会社から別の部品を300万円分仕入れています。これを1件ずつ別々に振り込むと、2回の振込と、2回分の手数料がかかります。

C社→D社500万円払うD社→C社300万円払う
相殺すると差額だけ決済C社→D社差額200万円だけ
相殺決済(ネッティング)を使うと、2回の振込が1回・差額分だけの決済になります。

キャッシュプーリングとの違い

キャッシュプーリングは「余っているお金と足りないお金を融通し合う」仕組みでした。相殺決済は、それとは目的が異なり、「グループ内の支払いそのものを効率化する」仕組みです。両方を組み合わせて使う会社も多くあります。

グループが大きくなるほど、効果が大きい

さくらグループのように10社になると、会社間の取引は毎月何十件にもなります。すべてをネッティングでまとめて処理すれば、振込の件数と手数料を大幅に減らせます。これは、レベル1で学んだ「振込と支払いの実務」を、グループ全体の規模で効率化したものと言えます。

確認問題

問:相殺決済(ネッティング)の目的として、最も適切なものはどれですか?
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キャッシュマネジメントシステム(CMS)とは何か
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情報源
  • 一般的な企業グループのネッティング(相殺決済)実務に関する解説
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「さくらグループ」の設定値です。