学習記事(発展)|3. 財務担当|7. 資金調達・借入金管理

「この会社は、
お金をきちんと返せるか」

それを、記号で評価する仕組みがあります。

格付の基礎(発展)

難易度レベル3 発展 所要時間3分 前提知識金利変動リスクの基礎
⏱ 30秒で理解

格付とは、格付機関が「この会社は借りたお金をきちんと返せるか」を、AAAやBBBのような記号で評価したものです。格付が高いほど、一般的に低い金利で借りやすくなります。

格付機関が、会社の返済能力を評価する

投資家が、さくらの発行する社債を買うかどうかを判断するとき、さくらの財務状況を1社1社すべて自分で調べるのは大変です。そこで、格付機関という専門の会社が、さくらのような発行体を調査し、返済能力・信用リスクについての第三者としての評価・意見を、記号にして公表します。

ここで注意したいのは、格付は返済を保証するものではないということです。あくまで評価した時点での意見であり、会社の業績や財務状況が変われば、格付も見直され、上がることもあれば下がることもあります。投資家にとっては、投資判断を行ううえでの一つの情報であり、格付が高いからといって、それだけで投資判断が決まるわけでも、返済が保証されているわけでもありません。

格付の見方

格付の水準意味
AAA〜A返済能力が非常に高いと評価される水準
BBB以上投資適格とされる水準の下限
BB以下投機的等級とされる水準

格付が高いほど、投資家はより安心して社債を買えるため、さくらはより低い金利で資金を調達できます。逆に格付が低いと、投資家はリスクの見返りとして高い金利を求めるため、調達コストが上がります。

格付は、この先も何度も出てきます

この記事では「借入・社債のコストに影響する評価」として格付に触れました。レベル6「財務部長」では、この格付を戦略的にどう維持・向上させるかを、より詳しく学びます。

確認問題

問:格付が高い会社は、一般的にどのような影響を受けますか?
次に学ぶ
ヘッジ会計の考え方入門(発展)
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情報源
  • 格付投資情報センター(R&I)「格付方法」(発行:株式会社格付投資情報センター/r-i.co.jp/rating/about/rating_method.html/2026年9月確認)-格付が第三者機関による評価・意見であり、返済の保証ではないことの根拠
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「株式会社さくら」の設定値です。