学習記事(発展)|5. 財務管理責任者|12. 会計・税務・内部統制
200の口座、
誰が開け・閉じられるか。
本社が管理しないと、把握できなくなります。
銀行口座統制の設計(発展)
⏱ 30秒で理解
グループの規模が大きくなると、海外を含めて銀行口座が数百に達することもあります。誰が口座を開設・閉鎖でき、誰がその口座を動かせるかを、本社が一元的に統制する仕組みが必要になります。
口座が「見えない」ことの危険
さくらグローバルは、国内外に約200口座を持っています。もし各子会社が自由に口座を開設・閉鎖できる状態だと、本社が把握していない口座に資金が置かれたままになったり、退職した社員が口座の権限を持ち続けていたりする、というリスクが生まれます。
統制すべきポイント
口座の開設・閉鎖の承認新しい口座を作るとき、使わなくなった口座を閉じるときは、必ず本社の承認を得るルールにする。
署名権限の管理誰がその口座からの出金を承認できるか(署名権限者)を、常に最新の状態に保つ。異動・退職時には速やかに変更する。
口座一覧の定期的な棚卸しグループ全体の口座リストを定期的に点検し、休眠口座や不要な口座がないかを確認する。
この記事と、これまでの学習のつながり
これは、レベル1で学んだ職務分掌を、単体会社からグループ全体の規模に広げたものです。会社の規模が大きくなっても、「誰が何をできるかを明確にし、権限を分ける」という基本原則は変わりません。
確認問題
問:グループ全体の銀行口座統制で、特に注意すべきことは何ですか?
次に学ぶ
財務システムの運用統制(発展)
情報源
- 一般的な企業グループの銀行口座統制・内部統制に関する解説
最終更新日:2026年9月5日|本記事の数値は架空企業「さくらグローバル」の設定値です。